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2017/May/13

東欧のエプロン展 Jupon × foodremedies

ハンガリー、スロバキア、ドイツ・シュバーベン地方で20世紀の初めまで、母から娘へと受け継がれてきた手作りの布織物の文化。各家庭で手作りされてきた衣装はどれも繊細で華やかな刺繍やギャザーが施された素晴らしいコスチューム。この東欧のエプロンドレスのようなアンティーク・コスチュームの展示会を開催します。

パリ在住の『Jupon』ドゥローム由紀子さんは、フランスやハンガリーでアンティーク・コスチュームを買い付けていて、昨年初めての展示会をfoodremedie長田佳子さんと一緒に開催されました。今回は2回目となる展示を、同じくfoodremedies長田さんと一緒に『D+E REVIVAL』で開催いただくことになりました。東欧のお菓子と一緒に、東欧のエプロン(コスチューム)をお楽しみください。

昨年展示されたアイテム

長田佳子(おさだかこ)さんが東欧のお菓子をつくってくれます。

東欧のエプロンっていったいどんなものなの。もう少し詳しい説明を由紀子さんがしてくれました。

「かつてのハンガリーの人々は、民族衣装に身を包み暮らしていました。女の子が誕生すると、お嫁に行くまでの間、おばあさんやお母さんがその娘のために、お洋服から小物まですべての布物を手作りし、お嫁入りの衣装とリネン類を準備したそうです。というのも、かつての一般市民の裕福の象徴とは、金や宝飾類ではなく、布織物だったからなのです。

どんなに小さなお家でも必ず客間をつくって棚いっぱいの布織物や衣服をしまい、お客さんが訪ねてくると、これだけ素晴らしいものがあると見せていたのだとか。日常着にはおばあさんやお母さんから譲り受けたものを着て、新しい布織物はそのままタンスの中にしまい込み、大切にとっておいたそうです。

かつてのチェコ・スロバキア(現在は、チェコとスロバキア2国に分かれています)は、それぞれの村に独自の衣装がありました。村ごとの衣装はおのおの特色があり、刺繍やカッティング、鮮やかな色彩に豊かな装飾品と、素晴らしいものだったのですが、時代とともに衣装の形も変化を遂げ、さまざま文化が入ってき始めた20世紀初頭には、民族衣装を着ることをやめてしまったそうです。ドイツの南西部シュバーベン地方も、同様のことが言えるようです。

現在では、お祭りや教会に関する行事や結婚式で民像衣装は着られています。けれど母から娘へと受け継がれる手作りの布織物文化は失われてしまったようです。

ハンガリーの民族博物館

ハンガリーの民族博物館

 

私が買い付けしてきた東欧のスカートやワンピースは20世紀初頭~50年代くらいのもので、本来はペチコートやキャミソールの役目をするものです。土地によって枚数は違うのだと思うのですが、3枚、4枚、5枚、6枚!と、沢山のスカートを重ねばきしており、デザインやスタイルとしてはもちろん、防寒着としての役割もしていたようです。

これら東欧のコスチューム(民族衣装)は、日常のエプロンとしてお使いになったり、お客さまをお迎えするときのエプロンとして身につけるととてもステキだと思い「東欧のエプロン展」と名付けました。けれどエプロンとしてはもちろん、普段のコーディネートにさりげなく取り入れたり、大切な日やパーティのために身につけたりと、いろいろな着こなしを楽しんでいただけるアイテムだと思っています。

アンティークの衣類を日常のコーディネートに取り入れるとき、スカートやワンピースは比較的に挑戦しやすいアイテムだと思います。上下組み合わせてもステキですが、雰囲気が出すぎることもありますので、1点だけ古い物を取り入れてみるのがお勧めです。

東欧のエプロンたちを通して、ヨーロッパの歴史や文化を感じられることも、古い物を手にしたときの魅力だと思います」。

フランスの蚤の市で買付け。

Jupon ドゥローム由紀子さん
6年前にパリで一人暮らしを始め、蚤の市で出会った東欧の民族衣装に見せられ、去年より東欧のエプロン展を開催。主にフランス国内とハンガリーで買付けをしています。現在、パリ郊外在住。
https://www.instagram.com/jupon_yukiko_delorme/

foodremedies 長田佳子(おさだかこ)さん
カフェ、パティスリーを経て、『ヤエカ(プレーンベーカリー)』での開発・製造に携わった後、フリーランスに。素材そのものの魅力を見つけ、食べて癒されるお菓子作りを目指すパティシエ―ル。
http://foodremedies.info
http://www.resonancemusic.jp/foodremedies_caco/

こちらは4月のイベントでのお菓子。東欧のお菓子は当日をお楽しみに。

東欧のエプロン展 開催概要
《お菓子と展示会》
6/24(土)、25(日)13:00-18:00
この2日間はfoodremedieのお菓子と展示を楽しんでいただきます。
ご予約時間:13:00 / 14:00 / 15:00
※6/24(土)13:00~の回は満席となりました。(6/1現在)
入場料:1,300円(税別)*イートインのfoodremediesお菓子とお茶付き
(16:00〜18:00は自由にお入りいただけます。お菓子とお茶は付きません)
《展示会》
6/26(月)13:00-17:00
この日は展示会のみで、ご予約は不要です。

ご予約は6/1(木)11:00からメールで受け付けます。
ご予約: event@denplus.co.jp
件名を「東欧のエプロン展」として、(1)お名前(フルネーム) (2)ご希望の時間《例:第1希望6/24(日)13:00 / 第2希望6/24(日)14:00》 (3)ご予約人数 (4)連絡のつくお電話番号 をご明記ください。

*キャンセルは1週間前までとさせていただきます。

6/25(日)、6/26(月)の午前中に、同じ場所でfoodremediesのお菓子教室を開催予定。
詳細は後ほどこのホームページでお知らせいたします。

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