料理・菓子研究家の田島裕美子さんは、吹き抜けのあるキッチン・ダイニングでお料理＆お菓子教室『une petite maison』を主宰しています。新しい場所に移転してスタートしたときから、新しい空間に合うテーブルを探し始めました。移転して程なくしてD+E MARKET Ashiya Cont’dの２号店がすぐ近くにでき、たくさんいいテーブルがあったので何度か訪れました。

パリに滞在して料理を学んでいた裕美子さん、好きなのは普通の生活に溶け込むようなナチュラルなアンティークのテーブル。教室をするためには、８人が座れて、キッチン・ダイニングの広さともマッチする大きさが必要でした。D+E MARKETのスタッフに希望を伝えてしばらく待ったものの、思い描くテーブルはなかなか見つかりませんでした。そこで「見つからないなら、つくってしまおう」と、ずっと待っていた風合いとサイズを伝えて、長年抱いていた理想のテーブルをオーダーしました。

古いナラ材が持つ味わいのあるテーブルトップ、８人座ってもゆったりのサイズ、思い通りのオーダーテーブルがやってきた後は料理写真を撮っても、お茶やお菓子の写真を撮ってもとても美しく、キッチンの雰囲気までも一変させたのです。少しずつそろえていたアンティークのイスやインテリア雑貨たちも、居場所が見つかったかのように生き生きして見えたという裕美子さん、「このテーブルが来てから、クロスを敷かずに撮る写真が増えましたよ」と笑う。お花や食器のセレクトもテーブルの雰囲気に合わせて少しずつ変化していると言います。